第23回シンポジウムのご案内

大変暑い時期ではありますが、下記の内容にて勉強会を開催致します。
今回はゲスト講師をお迎えしての開催となりますので是非沢山の市民の皆様のご参加をお待ちしております。会場は前回と同じ京都学園大学太秦キャンパスです。

日 時 : 2018年8月26日(日)
09:30 開場(受付開始)
10:00 開演
16:45 終演(予定)

場 所 : 京都学園大学 太秦キャンパス401教室
      京都市右京区山ノ内五反田町18番地
      【アクセス】京都市営地下鉄東西線
      「太秦天神川」駅下車徒歩5分
詳細
https://www.kyotogakuen.ac.jp/access/
※ お車でのお越しの場合は、キャンパス内駐車場はご利用いただけません。
  近くの有料駐車場をご利用下さいますようお願い致します。

ゲスト講師 : 小野昌弘氏
〈プロフィール〉 
免疫学者、医師。古き良き京大で培った幅広い教養を武器に免疫学の根本的進歩をめざした研究を行うかたわらで、ブログ・ツイッターで科学・社会の問題についても発言している。
所属はインペリアル・カレッジ・ロンドン(上席講師/准教授)で、研究活動のほか学部学生から博士課程までの教育・学科運営業務にも携わる。ヤフー個人の公式オーサー。 


プログラム


■ 第一部 小野昌弘氏 講演
『科学とは何か?―先端科学の研究者がその情熱、方法、抱負を分かり易く語る―』
10:15~11:30

<ゲスト講師の小野昌弘氏による講演の概要>
 今回の講演では、4年前の2014年に起きたSTAP事件およびその後の言説の分析を糸口にして、日本社会における科学の受容における問題点と今後の展望を考察したいと思います。STAP論文は、日本のシステムが社会の個人化・科学の複雑化についていけなくなって破綻した1例だったといっても過言ではありません。ここでは、STAP論文の何が問題であったかを振り返ったうえで、社会的問題を引き起こした幾つかの捏造論文事件とSTAP論文を比較することで、問題の特質を理解することを目指します。
 次に、STAP論文の瑕疵が事件となり、社会の大きな反応を引き起こした原因について、4年の時を経て改めて考え直します。ここではSTAP事件が現代の日本が抱える社会的不公平と共鳴したからであり、それが論理的な科学的議論で収束しなかったのは日本における科学の受容にいまだ至らない点があることを指摘します。実際、英国で9年間研究・科学教育に携わったうえでSTAP事件当時の言説を分析していくと、科学の本来的で日常的な営みにある重要な側面が、当時から今にいたるSTAPをめぐる言説の中からすっぽり抜け落ちているのが見えます。
 展望は次世代にあり、ここに科学教育とくに大学・大学院教育の重要性があります。ここでは大学と大学院の違い、博士号を取得することの意味をあらためて考え直します。最後にグローバル化の時代になってかつてとは変化した「留学」の意味について述べます。
講演では、こうして科学の受容について日英比較をしつつ、現代日本の問題点を整理したいと思っています。


– 昼食休憩 –
11:30~12:45


■ 第二部 鼎談 
『2018年。世界と日本に関して思うこと』
小野昌弘氏
堀茂樹(慶応義塾大学名誉教授 / 当会共同代表)
岩本沙弓(経済評論家 / 当会共同代表)
12:45~14:15


質疑応答
14:15~14:45


– 休憩 –
14:45~15:00


■ 第三部 参加者と講師陣によるグループディスカッション
15:00~15:45


■ 第四部 まとめ(全体討論)
15:45~16:45

 
主 催 : オイコスの会@京都
定 員 : 70名
参加費 : 4,000円(学生の方は1,000円)
※当日受付にてお支払いください。

■第一部終了後に昼食休憩を取らせて頂きます。
今回は教室内での飲食は禁止となっておりますので各階にございますラウンジ・または外のベンチ等のご利用をお願い致します。
大学正門すぐのところにコンビニ(セブンイレブン)がございます。

■勉強会終了後にゲスト講師の小野昌弘氏、堀茂樹、岩本沙弓当会共同代表も参加しての懇親会も開催予定です。こちらは勉強会への参加申し込みを頂戴しました方に別途詳細をご案内させていただきます。

お問い合わせは、下記のアドレスまでメールでお願い致します。
「オイコスの会 @京都」事務局 森田 友企子
oikos.kyoto5253@gmail.com

参加をご希望されます方は下記の申し込みフォームよりお申し込みをお願い致します。事前にお申し込みのない方の当日参加はお受けできませんので、ご理解のほどよろしくお願い致します。

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