2017年に入りまして、初めての勉強会を来たる3月26日(日)に行います。今回は、まず岩本沙弓共同代表に日本と世界の経済動向を俯瞰していただきます。英国のEU離脱、そしてトランプ米新大統領の誕生と世界は大きく動いています。今年のフランス大統領選もこの動きに大きく作用するインパクトをもっていると言われています。一方、国内に目を向けても、昨年のアベノミクスの大きな方向転換にも係わらず、デフレ基調は変化が見られず景況感もいまひとつ芳しくありません。こうしたなかで、トランプ新大統領誕生で円高ドル安の方向に振れていくという予測もあるようですが、アメリカの経済政策をはじめ、こうしたこと、ああしたこと、岩本先生独自のデータ分析によって世界経済の動きについて大胆な予想も含めてお話しいただきます。久しぶりの講義ですので、質疑応答の時間もたっぷり取っていきます。

そして今回のゲストスピーカーは今井一さんです。今井さんはソ連・東欧の現地取材を重ね民主化の進行とソ連を盟主とした社会主義共同体の崩壊を見届けたジャーナリストして知られています。一方で、世界各国の国民投票を取材し、衆参両院の「憲法調査特別委員会」に5度にわたり参考人および公述人として招致されている、いわば国民投票に関する日本の第一人者といえます。その今井さんに国民投票とはどういうものなのか、各国の動向も交えながらその現状と課題を語っていただくことで、自由主義経済を底辺で支えているデモクラシーについて改めて考えていきたいと思います。

皆様、ぜひふるってご参加下さい。お待ちしております。

<オイコスの会@東京第十二回勉強会概要>
■開催日時
 2017年3月26日(日)
 開場13時15分
 開演13時30分
 終演18時30分(予定)

■会場
東山住区センター第一会議室
(東山社会教育館ではありませんのでお間違いがないようにお願いします)
地図 (外部リンク)
 目黒区東山三丁目19番18号
●最寄り駅
東急田園都市線 池尻大橋駅から徒歩6分

■参加費
 4,000円
 *学生の方は2,000円

■懇親会
 勉強会終了後、堀茂樹、岩本沙弓両代表参加の懇親会(別途参加費3500円)を企画しています。
 こちらもふるってご参加ください。
 *懇親会参加費を別途(3,500円程度)いただきます。
  なお、お申込の方で、直前のキャンセルまたは当日の無断欠席はご容赦願います。
  懇親会お申込後キャンセルされる場合は、必ず3月23日(木)までにご連絡いください。

■定員
45名

■お申込み
 下記応募フォームからお申し込みください。
 申込サイト(外部サイト)

■勉強会タイムテーブル
<Part1>岩本沙弓共同代表講義
「2017年、世界経済の動向を俯瞰する」
講義:13時30分~14時30分
質疑応答:14時30分〜15時

休憩15時00分〜15時15分

<Part2>今井一氏講義
「国民投票とデモクラシー(仮題)」
講義:15時15分~16時15分
質疑応答:16時15分〜16時45分

【プロフィール】 
今井一(いまい・はじめ)ジャーナリスト
市民グループ[国民投票/住民投票]情報室 事務局長。大学での専攻は哲学で研究テーマは「自由論」。
ポーランドにおいて独立自治労組「連帯」が誕生した81年以降、ソ連・東欧の現地取材を重ね、民主化の進行とソ連を盟主とした社会主義共同体の崩壊を見届ける。96年からは、新潟県巻町、刈羽村、岐阜県御嵩町、名護市、徳島市、米原町、岩国市など各地で実施された住民投票を精力的に取材する。
また、04、05年には、スイス、フランス、オランダへ赴き、国民投票の実施実態とそのルールを調査。
06年~07年には、衆参両院の「憲法調査特別委員会」に5度にわたり参考人及び公述人として招致され、国民投票のあるべきルールや諸外国での実態などについて陳述する。12年にはリトアニアで実施された「原発建設」の是非を問う国民投票を、16年にはイギリスで実施された「EU離脱」の是非を問う国民投票を現地取材。
主な著書『「原発」国民投票』 (集英社新書)。『住民投票―観客民主主義を超えて』(岩波新書)。現在『国民投票の総て』を出版準備中。
参考サイト
[国民投票/住民投票]情報室 (外部リンク)

休憩16時45分〜17時00分

<Part3>グループディスカッション
17時〜18時30分

<お問い合わせ>
オイコスの会@東京
事務局 大木啓司
koki@stop0420.sakura.ne.jp